左京区の最北端に位置する久多学区は高齢化率が50%を超えており、高齢化が進んでいるとともに、地域に買い物をする店舗等がなく、高齢者が買い物や移動に困っているという声が地域から上がっていました。
また、京都市の介護予防教室として高齢者の方を対象に介護予防に関する講座や体操、レクリエーション等を行う健康すこやか学級を久多学区の交流拠点である久多いきいきセンターにて定期的に開催していましたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、活動を休止する状況が長く続いていました。
久多学区の住民の方々が商品を実際に見て選んで買い物を楽しむことができること、活動を再開した健康すこやか学級をはじめ交流拠点の久多いきいきセンターが多世代の交流の場となることを目指して、久多学区社会福祉協議会をはじめとした関係団体等話し合いを重ね、阪急百貨店が行っているスイーツの移動販売事業に協力を依頼して移動販売事業を実施することができました。
当日は久多いきいきセンターに若者からお年寄りまで多世代の住民が集い、目新しい阪急百貨店のスイーツに目を輝かせお買い物を楽しんだあと、健康すこやか学級で住民同士の交流を楽しみました。参加者からは「久多地域でデパ地下の商品のお買い物をみんなで楽しむことができてとても嬉しかった」ととても好評でした。
これからも久多学区の方々にとっての楽しみや生きがいとなる取組を、地域住民の方々と一緒に考えていきたいと思っています。