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お知らせ

あかりちゃん
2020.08.31 講座・研修

【活動紹介②】あたたかいハートの学習会※一般参加の方、募集中!(耳の不自由な方の視点を学んでみませんか)

『あたたかいハートさんの学習会に参加してきました!!!』

~グループワークと寸劇で大盛り上がりの巻~

 

 

 

さて、今回は『防災学習会』の後半部分、事例検討についてお伝えします。事例検討といっても皆さんの想像するような(❓)地味な作業ではありません…白熱のグループワークと、大盛り上がりの寸劇の二部構成です!

まず事例検討から。2種類の場面が設定されました。

まずひとつ目は、災害時の避難要請の場面です。『聴覚障害のあるご夫婦の自宅へ、地域のひとが「河川が増水して氾濫しそう。危険なので今すぐ避難所へ避難してください」と伝えるために訪問する』という場面を想定しています。

ふたつ目は、避難所での受付の場面です。『避難所へ聴覚障害のある方が避難して来られた。避難所の受付け係が、マスクをしたまま受付手順やトイレの場所を説明している。受付け係も周囲のひとも、その方が聴こえないことに気づいていない。当事者の方は、受付もできないし、トイレの場所もわからないし、途方に暮れる…』という場面も想定しています。さぁ、この場面、みなさんならどうしますか???

 

         ~「知る」「考える」から、「気づき」へ・・・~

 

この2つの場面を設定し、グループワークを行いました。その中で出た意見を元に、その場面を寸劇で参加者みずからが再現。対応の様子や動きを見たうえで、みんなで意見を出し合い、どんなふうに改善すれば良いかを一緒に考えました。ここはこうしたら❓ああしたら❓と、みんなが「自分事」として考え、活発に意見交換がされました。お互いのことを『知る』『考える』から、更に1歩踏み出せた雰囲気となったのではないでしょうか。意見交換が活発過ぎて、手話通訳が全然追い付かない…そんな場面が見受けられる程の盛り上がりっぷりでした(笑)

さて、グループワークの中でのこと。避難を呼び掛けに訪問した際に、どんな風に呼びかけるかを考えていたところ、当事者の方から『筆談で示された「災害」「氾濫」という言葉が分からない』『色々説明されても混乱する』という意見がありました。そこで、『例えば「川から水が来る、危ない、今すぐ、一緒に逃げよう」、そんな感じだと分りやすいかも』という提案がありました。なるほど、こちらは急いで避難して欲しい一心で、あれもこれも伝えてしまいがち。でも、緊急性も伝わらないし、何が重要な情報かも分りにくい。では、どうすれば「伝えたいこと」が、きちんと「伝わる」か!?をみんなで考えました。

お伝えする際に大事なこととして・・・

 

 

①『伝える優先順位』(何から伝えるか) 

②『伝える情報量』(どれくらい伝えるか) 

③『伝わりやすさ』(どのように伝えるか)

 

この3つがあげられました。なるほど、「伝わるように伝える」というのは簡単なようでいて難しいことですし、相手を理解してこそ伝えるための工夫ができるということですね。その為にも、やはり、相手を『知る』こと、一緒に『考える』ことが大切!そんなことを身をもって体験した事例検討でした!

この『防災学習会』には、学区社協の会長さんや役員さん、自主防災会の方にもご参加いただけたのが嬉しかったです。引き続き、この輪が地域に今後も広がりますように!

以上で『防災学習会』のご紹介は終わりです。

 

次回は、いよいよ最近の学習会『聴覚障害者の暮らし』についてレポートします!お楽しみに!

 

 

☆告知☆

あたたかいハートさんの今後の取り組みについて、予定をお知らせします。

お申込みは左京区社協まで、電話、FAX、メールでご連絡ください。

9月4日(金) 『身体にいいことしてますか?』

時間:10時~12時 

場所:障害者スポーツセンター 2階会議室1・2

連絡・お申込み先:左京区社会福祉協議会 田中・小谷宛

【電話】075-723-5666

【FAX】075-723-5665 

【メール】s-csw@sakyoku-syakyo-kyoto.jp

チラシ→チラシ9月『身体にいいことしてますか』

備考:マスクを着用のうえ、ご参加ください