令和5年度 左京区ボランテイア講座を開催いたしました!
8月5日(土)、左京区合同社会福祉センターにて、ボランティアグループ 京都市要約筆記サークル「かたつむり」左京支部、あたたかいハート、京都市手話学習会「みみずく」左京支部を講師に、左京区ボランティア講座を開催、27名の方にご参加をいただきました!
講座の様子につきましては、
1.京都市要約筆記サークル「かたつむり」左京支部
活動紹介の後、要約筆記の手順の説明をされました。また、交通機関内でのトラブル時や、災害発生時など、聴覚障がい者の方にはニュースやアナウンスが聞こえないため何が起きているかわからず、要約筆記で説明をしてもらえるととても助かるというお話がありました。私たちがそのような場面に遭遇したとき、どのように要約筆記をして聴覚障がい者の方に寄り添うことができるか、実際に参加者の方にペアを組んでもらい、練習をしてもらいました
↓ОHCを使ってスライドへ文字を投影します ↓要約筆記にチャレンジ
2.京都市手話学習会「みみずく」左京支部
みみずくは毎週火曜日の19時から、左京区役所にて活動されていて、その活動の様子をスライドで説明されました。
その後、4人の方による伝言ゲームが披露されました。お題は、スイカ割り、トライアスロン、パソコン。誰もが知っている簡単な単語でも、これをどのように表現するかで、最後の方に届いたときにどのようなものに変身するかドキドキものです。次の人へ伝える毎にジェスチャー(情報量)が増えて、すべてのお題が最後の人まで正確に伝わり大成功!言葉でも手話でなくても、身振り手振りでも伝えられることを学びました。
3.あたたかいハート
あたたかいハートから以下の活動報告がありました。あたたかいハートは聴覚障がい者が楽しく安心して生活できる地域づくりをめざすボランティア団体で、手話での勉強会や様々な取り組みを続け、身近に起こりうる事故をはじめ、ここ数年の台風、地震などによる大災害など、いざという時に誰もが支え、支えられるように、月2回、障害者スポーツセンターで情報交換を行ったり、地域の防災訓練などにも積極的に参加され、啓発活動に力を入れています。
最後にあたたかいハートのメンバーである当事者(ろう者)の方から、以前災害が起きたとき会社で思いやりのない理不尽な対応をされた話や、実際に体験されたおそば屋さんであった嬉しい出来事についてお話をいただきました。おそば屋さんのお話は、会場中がなんともほっこり気持ちが安らぐ温かいお話で、私も、みんなもそんな存在になれればと心から思いました。
今回のボランティア講座を通じて、聴覚障がい者の方々がどのような場面で、どのようなことを必要とされているかということがよくわかりました。またそのような場面に出会わしたとき、手を差し伸べることは私たちにも、だれにでもできるものということも教えていただきました。そのことをたくさんの方々に知ってもらうために、今後もボランティアセンターではボランティアを身近に感じられるような、きっかけづくり(企画)を考えていきたいと思います。